コラム
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トイレが辛い! 排尿時の痛みで考えられる4つの原因
排尿時に性器に痛みが生じることを排尿痛といいます。これはトイレに行くのが非常に辛くなる病気です。
しかし、トイレに行かないわけにはいきません。痛む場所が場所なだけに、積極的に病院で診察を受けたくはないという気持ちが生じますが、放置しておくと大変なことになってしまうかもしれません。
ここでは、どんなことが原因で排尿時に性器が痛むのか、主なものをご紹介しましょう。尿道炎
男性に一番多い排尿痛の原因がこの尿道炎です。
これは細菌の感染によって尿道の粘膜が炎症を起こしてしまう病気です。
細菌の種類によって痛みの程度が多少違いますが、尿道が狭くなって排尿ができなくなる尿道狭窄を引き起こすこともあるので放置するのは危険です。
尿道炎の原因のほとんどは、淋菌感染症・性器クラミジア感染症などの性感染症です。また淋菌やクラミジアに感染している時は、尿道から膿などの分泌物が出てきます。前立腺炎
20~30代という若い世代に多い病気で、排尿痛に加えて、尿の回数が増える、尿が出にくくなる、残尿感、性器や精巣に痛みを感じるといった症状が出ることがあります。
これは尿道から侵入した細菌が、前立腺に感染することで炎症を起こす病気。
男性の半数が、一生に一度はかかると言われるほどポピュラーなものです。
前立腺炎には、細菌に感染することで発症する急性前立腺炎と、慢性的に前立腺が炎症を起こしている慢性前立腺炎があります。慢性の場合、症状が軽いことが多く、また原因も細菌感染ではない「非細菌性」タイプが多く見られます。
慢性化するとなかなか治らず、不快感がずっと付きまとってしまう病気です。尿道結石
尿道結石は、膀胱結石が尿道に落ちてくることで引き起こされる病気。女性に比べ尿道が長い男性に起こりやすい病気です。
腎臓から尿道までの尿の通り道を尿路といい、この部分はもともと結石ができやすい場所ですが、膀胱でできた結石が排尿時に尿道に排出されて尿道を傷つけることで痛みを感じます。
強い痛みを感じることが特徴で、ときには冷や汗が出たり吐き気を催すこともあるほどです。
すでに尿路に結石ができているので、放置すると結石が大きくなり尿路を圧迫してきます。尿道狭窄
尿道の内側が狭くなることで起こる病気です。以前は細菌感染による慢性的な尿道炎が原因になるケースが多くありましたが、最近は病院でカテーテルや内視鏡を入れる際に、尿道を傷つけることで引き起こされるケースも見られるようになりました。
症状としては、排尿の間ずっと鈍い痛みを感じます。また尿が細くなっていくのも特徴で、放置すると水腎症や腎臓機能の低下を招いたり、手術が必要になることもあります。痛みや違和感がある場合「そのうち治る」と放置せずに早めに医師の診察を受け、適切な治療を開始することが大切です。
早期発見、早期治療という言葉通りに、おかしいと思ったら泌尿器科を受診しましょう。-
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