コラム
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2017.11.01
心因性EDは誰にでも起こる!? その原因と対策
EDの原因はさまざま。その中でも、体の機能そのものには問題がないのに心理的な問題でEDが起きる、心因的EDを抱えている人は少なくありません。
誰にでも起こりうる心因性ED、その原因や対策方法について探ってみましょう。心因性EDとはどういったもの?
ED(勃起不全・勃起障害)の原因は、身体的疾患や血流の悪さ、生活習慣の乱れや薬の影響などさまざまです。その中でも、精神的なストレスやトラウマ、プレッシャー(緊張)などを原因として起こるEDは、心因性EDと呼ばれます。
心因性EDの特徴は、睡眠中や起床時などには勃起するのに、肝心の性交時に充分な勃起が得られないという点です。
心因性EDを発症する原因は人によって異なりますが、神経質でストレスを溜め込みやすい人は特に心因性EDになりやすいので注意が必要です。心因性EDが起きる原因とは?
仕事が忙しくストレスが多い、常に緊張状態が続いているといった現実心因(※1)でEDを引き起こしている人は多いもの。性行為への嫌悪感や自信のなさが心因性EDにつながることもあります。
夫婦の関係が悪化している、リストラされたといったストレス、パートナーとの離別や浮気不倫といったショックも、心因性EDの大きな原因となります。
また、鬱病や統合失調症などの精神疾患が、心因性EDを引き起こすケースも少なくありません。
心の奥底に潜んでいる不安やトラウマによる深層心因(※2)がEDとなってあらわれることも。たとえば幼少期のトラウマ、同性愛、近親相姦欲求などが心因性EDにつながるケースがあります。深層心因のEDは本人が原因に気付いていない場合もあり、現実心因のEDよりも複雑と考えられます。※1.現実心因……仕事や人間関係など日常の中で生まれるストレスで、ある程度自覚できるもの
※2.深層心因……幼少期にできた心の傷や抑圧してる感情など自覚できていないもの心因性EDの改善策は?
心因性EDの対策としては、薬物療法と心理療法といった2つのアプローチ法があります。
ED治療薬を用いて心因性EDを取り除いていく薬物療法には、いわゆるバイアグラのほか、バルデナフィルなどの薬物が主に使われます。ED治療薬を使った性交が上手くいけば次第に自信を取り戻すことができ、心因性EDの改善が期待できます。
強い不安やトラウマ、性行為への嫌悪感がある場合には、薬物療法では効果が期待できないことも多いです。こういったケースにはカウンセリングや行動療法、暗示療法や自律訓練法などをじっくりとおこない、改善を図っていきます。
不妊治療中という場合やセックスレスなど夫婦間の問題が考えられる場合には、女性パートナーと一緒に心理療法をおこなっていくケースもあります。心因性EDは誰にでも起こりうる可能性があり、その原因もさまざまです。心因性EDの疑いがある場合には、泌尿器科や不妊治療クリニックなどで一度相談してみてはいかがでしょうか。
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