「パイプカット治療に興味がある」という男性であれば、「パイプカット治療は安全なのか」「危険性はないのか」とても気になっているはずです。また、パイプカット治療を受けることにより、どのようなメリットを実感できるのか知りたいのではないでしょうか。
そこで、パイプカット治療は危険なのか、安全に治療するためにはどうすればベストなのか、パイプカット治療を受けることでどのようなメリットがあるかをご紹介します。

パイプカットの特徴

そもそもパイプカット治療とは、男性の避妊手術のことを言います。パイプカットすることにより、女性を妊娠させられなくなるのが特徴です。パイプカットの施術方法として、精子がつくられる場所、睾丸からのびる左右1本ずつの管を2本切断します。
切断したことで、精子の含まれない精液が射精されるようになるのです。これにより、精液の中に精子を含まない状態にすることができ、女性を妊娠させることができなくなります。

性行為をするとなれば、どうしても女性を妊娠させるリスクを伴ってしまいます。ですが、パイプカット治療を受けることで、そのリスクを取り除くことができるのです。妊娠させる不安がなくなれば、パートナーとのセックスライフも快適なものとなるでしょう。
「パートナーを妊娠させたくない」「妊娠させる不安を取り除きたい」という方でしたら、パイプカット治療を選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

パイプカット治療は危険なのか？

パイプカット治療をする上で最も気になるのが、危険性ではないでしょうか。当然のことながら、危険性が高ければ手術を受けるのが億劫になってしまいます。ですが、パイプカット治療は治療実績数の多いクリニックで施術を受ければ、安全に行うことができます。
また、パイプカット治療すると、中には射精時の快感や勃起力が半減するのではないか？という心配をしている人も少なくないはずです。喜ばしいことに、パイプカットしてもこれらは変わりません。

さらに、パイプカットしたからと言って、性欲や男性ホルモンが変わることもないのです。
これにより、今までと同じようにパートナーとの性行為を楽しむことが可能です。そればかりか、パートナーを妊娠させる心配がないため、これまで以上に快適に性行為を行える可能性が高いでしょう。
パイプカット治療は危険性が0ではありませんが、実績数の豊富なクリニックで治療を受け施術後に適切なケアをすることで、低リスクで効果を実感することができます。

パイプカット治療を安全にするために

パイプカット治療を受けようとお考えの方でしたら、誰もが安全に行いたいはずです。そのためには、安心できる環境を見つけることが大切です。安心できる環境とは、良心的に対応してくれるクリニックのことを言います。
パイプカット治療を受ける上で重要なのは、いかに安心して行えるかどうかです。治療実績が多くさまざまなノウハウを持っているクリニックならば、適切な治療法と術後の正しいケアができます。

パイプカット治療を受けた後は、精液検査で精子が精管内に残っていないかを確かめなければなりません。万が一まだ精子が残っていると、女性を妊娠させる可能性があるからです。術後に傷口がふさがり射精できる状態になれば、10～20回ほど射精を行い、術前から残っていた精子をすべて出していただきます。
そして、精液をお持ちいただいて、検査することになります。１週間ほどで結果が出るので、検査にて陰性の結果が出れば、今後はコンドームなしで性行為を楽しんでいただくことも可能なのです。

パイプカット治療のメリット

パイプカット治療をすることで、次のようなメリットがあります。

1)女性を妊娠させる心配がなくなる

パイプカット治療をすれば、これまでのように性行為で女性を妊娠させてしまうリスクがなくなります。避妊対策としてコンドームを着用することも多いでしょうが、実はコンドームをしていても100％避妊できるわけではありません。コンドームは妊娠させるリスクを減らすために使用されますが、絶対ではないのです。その点、パイプカット治療を受ければほぼ100％女性を妊娠させる心配がなくなります。ですので、避妊対策として最適と言えます。これが、パイプカット治療をする１つ目のメリットです。

2)感度が高まる

パイプカット治療をすれば、コンドームを着用せず性行為を生で行うことが可能です。これにより、以前に比べて感度が高まり、男女どちらも気持ち良さを感じられるようになります。
ゴムアレルギーの男性であれば、コンドームを着用するのが難しい方もいますし、ゴム着用のままセックスをしても、思うように気持ち良さを感じられないという方も多いです。パイプカットにより生で性行為ができるため、ご自身だけでなく、パートナーの女性もしっかりと気持ち良さを実感することができるでしょう。これが、パイプカット治療をする2つ目のメリットです。

3)煩わしさがなくなる

セックスをする際、「正直コンドームを着用するのは面倒」と感じている男性は決して少なくありません。コンドームを着用するとなれば、その前にコンビニや薬局、ネット通販サイトなどで購入しなければなりませんし、手間や煩わしさがあります。しかしながら、パイプカット治療をすれば、この手間や煩わしさがなくなるのです。時間の短縮になることから、スムーズに性行為に臨めるでしょう。これが、パイプカット治療をする3つ目のメリットです。

パイプカット治療のデメリット

パイプカット治療にはメリットがある一方で、デメリットもあります。
パイプカット治療のデメリットとして、以下の点が挙げられます。

1)元に戻せない

パイプカットをすると、基本的に元に戻せないのが1つ目のデメリットです。精管をもう一度つなげるための手術「パイプカット再建術」があるのですが、これをしても元に戻せるという保証はありません。しかも、時間が経過するごとに、質の良い精子を作る機能が低下する可能性もあるのです。 パイプカット治療をした後「子供がほしい」と思っても、もう遅いと言えます。ですので、パイプカット治療を受ける際は、パートナーとよく話し合うようにしてください。既婚の方ですでにお子さんが2人以上いる男性でなければ、パイプカット治療を受けるべきではないでしょう。当院では、将来お子さんをつくる予定のある方にはパイプカット治療はご遠慮いただいております。

2)絶対に女性を妊娠させないわけではない

パイプカット治療によりほぼ100%女性を妊娠させる心配はありませんが、それでも絶対ではないのが2つ目のデメリットです。もしパイプカット治療を受けたとしても低い確立ですが、精管が自然つながってしまうことがあります。そうなれば、パイプカット治療をしてもパートナーを妊娠させてしまうことがあるのです。ですから、術後に精液検査をし、性管に精子が残っていないかを確かめる必要があります。陰性が出るまでは、しっかりと避妊することが大切です。パイプカット治療を受けたからと言って、絶対にもう大丈夫というわけではないため、陰性が出るまでは十分に避妊対策を心がけてください。

3)感染のリスクが高まることがある

パイプカットをすれば、ほぼコンドームをすることがなくなります。コンドームは避妊対策以外にも性病対策としても用いられます。コンドームを着用せずに生でできるのはメリットと言えるのですが、その一方で直接性器が触れ合うことから、性感染症のリスクがその分上がってしまいます。もし十分に注意しないまま性行為をすれば、思ってもいなかった性病を患うことも考えられるでしょう。これが、パイプカット治療の3つ目のデメリットです。
性病対策も必要になってくるため、少しでも違和感を覚えた場合には、すぐにクリニックにご相談ください。

妊娠のリスクがなくなりパートナーとの性行為が捗る

パイプカット治療により、これまでと違って性行為をしても女性を妊娠させる心配がなくなります。これによって、安心してパートナーの女性と性行為をすることができます。今までであれば、「万が一生でして妊娠させてしまったらどうしよう」という思いがあったはずです。
それが、パイプカット治療でそのリスクがなくなります。これは非常に嬉しいでしょうし、夜の営みをする上で非常に重要となるでしょう。妊娠を望まないものの、「できれば生でセックスを楽しみたい」という方々もたくさんいるはずです。

このような方であれば、パイプカット治療を受けるのが有効な手段となります。悩みが解決すれば、パートナーとの性交渉が捗ります。もちろん、未婚の方で「将来子供がほしい」という方にはマッチしませんが、すでにお子さんが２人以上いる方で、パートナーの了承を得ているのであれば、パイプカットをすることができます。
パイプカットするかどうかは非常に悩むでしょうが、メリットとデメリットを確かめた上で納得することができれば、検討してみてはいかがでしょうか。快適な性生活を送ることができれば、あなたやパートナーにとって大きなメリットとなるはずです。妊娠させるリスクがなくなれば、パートナーとの性行為が捗るのです。

まとめ

実績数の豊富なクリニックでパイプカット治療を受ければ、パートナーを妊娠させずに快適に性生活を送ることができるようになります。パイプカットする際はパートナーの了承を得る必要がありますが、すでにお子さんが２人以上いて将来つくる予定がないならば、パイプカット治療は有効となります。
パイプカットによってほぼ100％に近い形で妊娠させずに済むため、そういう意味でも安心感が高まるのではないでしょうか。安全に治療を受けるためにも、まずは信頼できるクリニックを見つけることが大切と言えます。