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  • 2023.06.28

     

    包茎手術の手術後にしてはいけない事や注意点について


    包茎手術とは包茎を解決するための手術であり、最短で日帰りと非常に手軽に手術を受けることが可能です。
    一方で、手術後に気をつけなければならない点や、やってはいけない事も多くあるためしっかりと認識しておく必要があります。
    そこで、こちらの記事では包茎手術後の注意点や、やってはいけない事をご紹介していきます。
    包茎手術を受けようか検討している方は、事前に必ず確認するようにして下さいね。

     

    包茎手術について

    包茎手術とは、陰茎を被っている包皮を取り除き、先端の亀頭が皮に覆われていない状態にするための手術です。
    陰茎が包皮に完全に被われている「真性包茎」の方や、乞皮がつっかえてしまって亀頭が締め付けられた状態になっている「カントン包茎」の方は受けることが推奨されます。
    真性包茎をそのままにしておくと、ペニスの成長異常や、汚れが溜まって不快な臭いを放つ原因になったり、病気を発症する可能性もあります。
    また、カントン包茎を放置しておくと亀頭がしめつけられ続けて痛むだけでなく、最悪血流が滞ってしまいます。その結果、炎症をおこしてしまい、手術が必要になる場合があるため、早急な対処が必要です。
    手術と聞くと入院が必要なのでは?と不安を抱くかもしれませんが、短時間で受けられるためご安心下さい。
     

    包茎手術の種類について

    包茎手術の方法には様々なものがあり、それぞれメリットやデメリットが異なっています。
    一例は以下の通りです。
     

    ・亀頭直下埋没法…亀頭下の余分な皮を切除する

    ・環状切開術…包皮を上から見た際に、中心の箇所から輪っか状に切断する

    ・背面切開術…包皮を縦に切除した後、横方向に縫い合わせる

    ・クランプ法…レーザーで余分な包皮を除去する

     
    手術の方法によって費用や所要時間、跡の残りやすさなどが異なってくるため自分に合った方法を選ぶ必要があります。
    また、クリニックでカウンセリング時に相談してみるのもおすすめです。
     

    包茎手術の流れ


    包茎手術は以下のような流れで行われます。
    ※所要時間や流れ、アフターケアの有無などはクリニックや病院によって異なるため、お問い合わせください。
     

    1.カウンセリング

    手術を受けたい病院やクリニックで、症状や悩みについて相談を実施します。
    受付時間は場所によって異なるため、事前に電話かWebサイトでご確認下さい。
    カウンセリングを事前に受けておくことで、より自分に適した手術プランを提案してもらうことが可能です。
    伝えたいことをしっかり話せるように、相談内容をまとめておくようにしましょう。
     

    2.診察

    陰茎の状態を詳しく確認した上で、包皮をどのような方法で切除するのか詳細を決定していきます。また、病院やクリニックによっては、施術後の陰茎のイメージを共有してもらうことも可能です。
     

    3.手術

    包茎手術は診察後、当日に施術をしてもらうことが可能です。大まかな流れは以下の通りになります。
     
    ① 麻酔
    包皮を切除する際の痛みをなくすため、麻酔を最初に行います。局所麻酔か、通常の眠気を伴うものかは施術を行なうクリニックや病院によって違うため、事前に確認が必要です。
    そのため、2〜3週間後を目安に来院が必要です。最近は自然に溶けるナイロン製の自然に溶ける糸を使う場合もあるため、来院が不要なケースもあります。
     
    ② 包皮の切除
    包皮を取り除きます。詳細は手法によって異なっています。基本的には30分〜1時間程度で終わります。
     
    ③ 休息
    麻酔の種類によっては手術の後に1時間程度の休みをとって、効果が薄れるまで待期が必要です。
     

    4.抜系

    包茎手術をしてから数週間後に再度病院を訪問して、施術時に縫い合わせるために用いた糸を取り除く必要があります。
    以上で手術は完了です。
     

    包茎手術の後にやってはいけない事について


    包茎手術を終えた後は、やってはならない事があるため注意が必要です。
    こちらの記事では、術後の禁止事項について、やってはいけない理由と併せて紹介していきます。
    ※病院によって禁止期間が違う場合があります。基本的には包茎手術を受けた病院やクリニックの専門家の指示に従うようにして下さい。
     

    手術後は1日安静にすること

    手術を受けた後は、施術後の傷が開いてしまうのを避けるためにも、まっすぐ帰宅して安静にして下さい。
    包茎手術を受けた後の陰茎は非常に繊細な状態です。少し刺激を受けただけでも、陰茎から出血するリスクがあるため注意が必要です。
    また、帰宅後は不要な外出を控えましょう。
     

    包帯を取らない

    病院で巻かれた包帯は止血および傷口を固定するためのものであるため、施術後2〜3日間は外さないようにして下さい。
    また、包帯を巻き直す際には正しい手順で行いましょう。キツく締めすぎると、血流が止まってしまうため危険です。
    ※包帯の巻き方に関しては、病院で教えてもらえます。その方法に従って行いましょう。
     
    施術3〜4日後までは包帯は外さないようにして下さい。包皮を切断した箇所が開いてしまった際に、ズボンやパンツが血で汚れてしまうリスクがあります。
     

    飲酒

    お酒を飲むとアルコールの影響で出血する可能性があるため、注意が必要です。
    お酒に含まれているアルコールには血管を広げる作用があるため、施術箇所から出血する場合があります。
    包茎手術を受けてから3日後までは、飲酒は控えるようにしましょう。
     

    喫煙

    過度な喫煙も悪影響を及ぼすため、禁止されていることの一つです。
    タバコに含まれているニコチンには血管を収縮させる効果があるため、血液の巡環が悪くなり、傷の治療が遅くなってしまいます。また、喫煙によって引き起こされる血液中の酸素不足も傷の治りが遅くなる一因です。
    それ以外にも、細胞がダメージを受けてしまったり、血栓(血管中の血の塊)ができてしまうためにさまざまな病気の原因になる恐れがあります。
    そのため、喫煙は包茎手術を受ける前および、施術後2日後までは控える必要があります。
     

    シャワー、入浴

    包茎手術を実施してから2日後までは、シャワー及び入浴は禁止です。濡れタオルで優しく拭って、汚れを取り除いて下さい。
    この時、熱いタオルを使ったり、乱暴に擦らないようにして下さい。
    手術3日後からは、シャワーを浴びられます。
    陰茎を洗う時はさっと流すように洗いましょう。また、施術箇所がなるべく濡れないように、ビニールを被せたりするなどの工夫が必要です。
    直接濡らしてしまうと、傷口から菌が侵入してしまう恐れがあります。そのため、入浴が許可されてからも、短時間で済ませるようにして長風呂は控えましょう。
    入浴後は、水分はしっかりと拭き取るようにして下さい。
     

    激しい運動

    運動は施術箇所から出血する恐れがあるため、極力控えるようにして下さい。
    運動をすると全身の血流がよくなってしまうため、陰茎から出血する恐れがあります。また、手術箇所が摩擦を受けることで傷口が開いたり、痛みが生じる場合があるため用心が必要です。
    軽めの運動でも手術2日後、激しい運動は施術後2週間後までは控えて下さい。
    もし仕事で激しい動きを伴う場合は、どこまでなら問題ないのかを事前にカウンセリングで確認しておくようにしましょう。
     

    性行為、オナニー

    性行為やオナニーは抜糸が完了するまでは絶対に行なわないで下さい。
    もし糸が外れてしまうと、固定されていた傷口が開いて、そこから流血してしまいます。
    最悪病院に行って再度縫い合わせてもらわなければならなくなってしまうため、3〜4週間の間は控えましょう。
     

    包茎手術をした後の注意点


    包茎手術をした後は、以下のような注意点があります。
     

    トイレの際には尿が飛び散るリスクがある

    包茎手術後は用を足す際に尿が飛び散ってしまい、トイレを汚してしまう可能性があるため注意が必要です。
    尿が飛び散ってしまう理由には、以下の3つが挙げられます。
     
    ・包皮がなくなって、尿の飛び方が変わるため
    ・陰茎が腫れているため
    ・包帯を巻いているため
     
    真性包茎の際はほ亀頭が皮におおわれているために、尿道が狭くなって尿が出にくい状態です。手術をして包皮がなくなると、用を足す際のコントロールが難しくなります。その結果、尿が飛び散ってしまう恐れがあるため、注意が必要です。
    また、包帯を巻いている影響で尿道が狭まってしまい、真っ直ぐ排尿がしにくくなります。
    トイレを汚さないようにするためにも、便器に座って用を足すのがおすすめです。
     

    勃起しない、させないよう気をつける

    包茎手術後は1ヶ月を目安に、陰茎がなるべく勃起しないようにする必要があります。
    上記で説明した通り、意図的に勃起させるのは厳禁です。
    朝勃ちや偶然勃起するようなケースに見舞われてしまった場合は、気持ちを落ち着けて勃起した陰茎を元の状態に戻すようにして下さい。
     

    何かあったらすぐに手術を受けたクリニックに相談すること


    万が一、手術後に以下のようなことがあったら病院へすぐ相談しましょう。
     
    ・陰茎の腫れがおさまらない
    ・出血が止まらなくなってしまった
    ・陰茎の痛みが酷い、何日経っても引かない
     
    病院で適切な処置をしてもらわなければいけない場合があります。また、傷口が開いたままの状態にしておくと、汚れや菌のせいで化膿してしまう恐れがあります。そのため、専門家の意見を踏まえた、適切な対処が必要です。
    陰茎の症状を伝えて、どのように対処すればよいか専門家に確認するようにしましょう。
     

    まとめ

    包茎手術は、仮性包茎やカントン包茎で生じる様々なトラブルを防いだり、コンプレックスの解決のために有効な手段です。
    ただし、余分な包皮を切除して取り除く手術であるため手術後は安静にした上で、切開した箇所が開いて血が出ないようにする必要があります。
    身体の温度が上昇したり、アルコールやニコチンなどの物質の影響で血管が広がってしまうことが出血する要因です。
    万が一、手術後に陰茎の様子で気になることがあった場合はすぐに相談する必要があります。傷が深刻化してしまう前に処置をして下さい。

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