コラム
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2018.02.05
AGAの新しい治療薬? ザガーロってどんな薬?
AGAの治療薬には、プロペシアを始めさまざまな種類があり、違いがよく分からないという方も多いでしょう。また、最近では、ザガーロはグラクソ・スミククライン(GSK)株式会社が新しく『ザガーロ』という薬が開発され、2015年に厚生労働省の認可されました。
ここでは、認可が下りたばかりのサガーロというAGA治療薬の特徴についてご紹介します。ザガーロの効果
ザガーロの主成分である、デュタステリドは5α還元酵素の働きを防ぎ、AGAの原因であるDHTの生成を妨げてくれるため、AGAの進行を食い止める効果があります。
ここまでは先発薬であるプロペシアと同様ですが、ザガーロにはさらなる効果があります。それは、5α還元酵素の1型2型の両方を阻害してくれるというものです。プロペシアは5α還元酵素の2型に対してのみ効果を発揮します。主にAGAの原因は5α還元酵素の2型とされていますが、5α還元酵素の1型はAGAに関係ないのか、実際のところよく分かっていません。そのため、5α還元酵素の2型のみに効果を発揮するよりも、5α還元酵素の1型と2型に共に効果があるほうが、AGA治療の観点で好ましいといえます。ザガーロの注意点
ザガーロは成人男性しか利用できない薬となっています。そのため、未成年や女性の場合はザガーロを利用できません。女性がザガーロを利用した場合、効果が現れないだけでなく、身体に不調が生じる可能性もありため注意が必要です。
特に、妊娠中の場合は胎児や乳児に悪影響を及ぼす危険性があるので絶対に利用してはいけません。利用しなくとも、触れるだけでも危険な薬なので、家族にザガーロを利用している方がいる場合は、利用者本人以外が触れないように管理しましょう。
また、ザガーロは血液にも影響を及ぼします。そのため、ザガーロの利用中や利用後半年程度は献血を行うことができません。この点をしっかり把握しておくことが大切です。ザガーロの副作用
ザガーロの副作用としては、肝機能の低下、性欲の低下、勃起機能の低下が挙げられます。肝機能の低下については、ザガーロが肝臓で吸収される薬であることからこのような副作用が現れます。他のAGA治療薬と比べてもこの点は顕著なので、ご注意下さい。
性欲の低下や勃起機能の低下については、AGA治療薬でよく挙げられる副作用だといえます。ですが、AGA治療薬で勃起不能になることは珍しく、またザガーロの場合は他と比べても軽度であり、バイアグラ等の併用により解消できるでしょう。この点について不安な方には、ザガーロは比較的おすすめしやすいAGA治療薬です。ザガーロとプロペシアの違いは5α還元酵素の1型にも効果があるという点で、肝機能へのダメージが大きいという点もザガーロの特徴です。副作用がありますので、医師によく相談することが重要です。
プロペシアで十分な効果を得られなかったという方にはザガーロの利用を検討してみてはいかがでしょうか。-
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