コラム
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2018.08.06
勃起不全は更年期障害かも? 男性の更年期障害とは
更年期障害は女性がなるものであるという考えを持った方が多いと思いますが、実は男性も更年期障害になることがあります。
男性の更年期障害も、女性の更年期障害と同じように身体的、精神的な問題が発生します。原因不明の勃起不全など生殖機能に問題が出るものも、更年期障害の影響による可能性が高いです。ここでは、男性器の機能にも影響する、男性の更年期障害についてご紹介します。
男性の更年期障害の特徴
男性の更年期障害も、女性の更年期障害と同じように、めまい、ほてり、多汗などのような症状が起こります。男性も中高年になると男性ホルモンの一種であるアンドロゲンが不足することで、疲れやすかったり、疲労回復に時間がかかったり、体がなんとなくだるかったりといったことが起こるのです。
それらの症状は原因不明で起こることがあり、そのような不定愁訴(ふていしゅうそ:原因不明の症状)と呼ばれる症状を更年期障害が男性の更年期障害であると考えられています。
また、集中力の低下やうつ状態などの精神面での問題も更年期障害の影響です。勃起不全は更年期障害によるもの
男性の更年期障害の症状で、最も顕著なものが勃起不全であると言われています。加齢に伴い、勃起を促す男性ホルモンであるテストステロンの分泌が少なくなることが原因と考えられています。
目が覚めたときに勃起していない、膣内で射精できない、中折れする、などの症状があらわれた場合は、更年期障害による勃起不全であると考えてよいでしょう。
更年期障害になる男性のほとんどが勃起不全に悩まされているということもあり、勃起不全は更年期障害になっているかどうかの指標でもあると言えます。
また、勃起不全は、パートナーとのセックスレスにもつながり、夫婦仲を悪くさせる可能性があるものです。夫婦仲の悪化が精神的な問題を増長することもあり、更年期障害をより促進することにつながります。勃起不全の解消が更年期障害の解消につながることも
前項で言ったとおり、勃起不全が更年期障害の原因につながることがあります。逆に考えれば、勃起不全を解消することでその他さまざまな更年期障害の症状を解消できる可能性があるということ。
勃起不全の治療は主に、カウンセリングや投薬(抗うつ剤や抗不安薬、ED治療薬)などで行われますが、それらの治療が更年期障害の症状を緩和してくれることがあります。また、勃起不全が解消されることで夫婦の関係が修繕され、不眠や苛立ちといった症状を和らげてくれることもあるのです。年齢を重ねることによる勃起不全は更年期障害によるものであると考えられます。そして、その勃起不全を解消することで、その他の更年期障害による症状を緩和することが可能です。
男性も更年期障害になるというのを覚えておきしっかり対処するようにしましょう。-
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