ED（勃起不全）に悩まされ、バイアグラやレビトラ、シアリスといったED治療薬の服用を検討したり、実際に飲んでいたりする男性は少なくないと思います。ED治療薬を服用するときには、正しい取り入れ方や効能について知っておきたいですね。
そこで今回は、ED治療薬に対するありがちな勘違いと、正しい効果の現れ方について紹介いたします。

勘違い1：ED治療薬には性欲増進作用がある！

バイアグラを始めとしたED治療薬は、しばしば「性欲増進剤」「催淫剤や媚薬と同じようなもの」と勘違いされることもあります。しかし、ED治療薬はあくまで血行を良くして勃起を促すための薬であり、性欲増進作用や催淫作用をもつものではありません。
とはいえ、勃起力や性行為への自信の喪失からEDになる「心因性ED」になる方は少なくありません。こういった方の場合には、ED治療薬による勃起力改善が自信につながり、結果として性欲が湧きやすくなる例も確かにあります。

勘違い2：ED治療薬で勃起が止まらなくなる！

ED治療薬に対して「いつもより性器が大きくなる」「勃起が止まらなくなる」「早漏が治る」という誤解もあるようです。
ED治療薬を飲むと、血流がよくなり勃起力が高まりやすくなります。その結果勃起が長続きしたり普段より性器が膨張しているように感じたりする方もいます。しかし、ED治療薬を服用する目的はあくまで勃起力の改善ということになり、極端に大きくなったり勃起が続いたりする効果を得られるわけではないのです。

勘違い3：ED治療薬は女性にも効果がある

「バイアグラなどのED治療薬を女性に飲ませれば性的な興奮が高まるのでは」と考える方もいるようです。しかし、陰茎のない女性にはED治療薬の効果はないとされます。
ただし、薬の服用によって血流が良くなり性的感度が上がるという可能性も指摘されており、現在海外では女性用バイアグラの研究や製造も進められています。

ED治療薬によって勃起が起きるメカニズム

勃起というのは、脳に性的興奮が届くことで初めて起こるものです。興奮を感じると陰茎に勃起を促す信号が送られ、体内の血流が促されて勃起に至ります。
ED治療薬は服用するだけで勃起する万能薬ではなく、あくまで性欲や性的刺激による勃起を補助する薬だということを覚えておきたいですね。

ED治療薬は正しく服用することが大切

バイアグラは服用後1時間程度で吸収され、その後5時間程度効果が続くとされます。また、1錠服用したらその後24時間は服用できないので、勃起力を高めようとして何錠も服用することは避けましょう。
血流を促すバイアグラには、しばしば目の充血や顔のほてり、頭痛や胸焼けといった副作用が現れることがあります。重度の症状が出た場合には服用をストップしてお医者さんに相談しましょう。

バイアグラなどのED治療薬に対し「飲めば性欲が増進する」「勃起しっぱなしになる」という勘違いをしている方もいるようです。しかし、思い込みから間違った服用をするのは避けたいですね。正しい知識を持ってED治療薬を服用し、パートナーとの良好な関係を築きましょう。