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  • 正しく着けないと避妊率がさがる? コンドームの選び方と着け方

    一般的な避妊方法であるコンドーム。手に入れやすく手軽に使用できて、避妊効果が高いコンドームですが、100%避妊出来るというわけではありません。
    なぜ、妊娠してしまう可能性があるのでしょうか? ここではその理由と、避妊のためのコンドームの選び方を紹介します。

     

    妊娠させてしまう可能性

    正しく使った場合避妊率は90%以上ありますが、間違った使い方や、破損させてしまった場合では妊娠率はおよそ15~20%と10人に1~2人は妊娠してしまっています。

    では、なぜ妊娠してしまうのでしょうか?

     

    ・つけるタイミング

    妊娠してしまう原因のなかで多く見られるのが、誤ったコンドームの着脱するタイミングです。
    正しいコンドームを装着するタイミングは挿入の直前です。しかし、使用者の中には挿入をして、射精をする前に装着する人も多くいるようです。射精時でなくても分泌液には精子がふくまれています。
    そのため、コンドームをつけずに挿入をしてしまうと妊娠する可能性が高まるのです。

     

    ・コンドームの破損

    膨らむようには作られていますが、破けてしまうことはあります。
    パッケージから取り出す際に傷つけてしまったり、性交時の摩擦などが主な原因です。
    乱暴に使用したり、女性のネイルがひっかかるなども破損の原因になるので、丁寧に扱うようにしましょう。

     

    ・漏れだし

    正しいタイミングでつけ、破損していなくても妊娠する可能性があります。
    性交が終わっても、挿入したまま長い時間を過ごそうとすると精液が漏れ出ることがあるのです。
    ペニスは射精後、小さくなる傾向があります。その際にコンドームとの隙間ができ、そこから漏れだしたり、抜く際にコンドームが膣に残ってしまうことがあるのです。
    性交後はコンドームが緩む前に外すようにしましょう。

     

    ・サイズの合ってないコンドームの使用

    コンドームにはサイズ分けされている製品があります。それを確認せずに購入すると「小さいものを無理やり装着して破いてしまう」「大きいものを使用して漏れ出してしまう」など、妊娠の可能性が高めてしまうのです。

     

    コンドームの選び方

    コンドームで避妊を行う場合、選び方が大きく影響します。
    当然なことと思うかもしれませんが、サイズに合ったものを使用しましょう。
    なぜなら勃起時は通常時とサイズが異なるだけでなく、測るときの状況でサイズが変わってくるからです。
    フリーサイズの製品もありますが、パッケージにサイズが記載されている製品も多くあるので、購入する前には必ずチェックしましょう。

    直径を基準にした一般的なサイズ分け
    34mmまで……S
    34~36㎜……M
    36~38㎜……L
    38~44㎜……XL

    以上のように、サイズが設定されていることがあります。また、メーカーによってS~XLのサイズ分けは異なるのでしっかりと把握することが大切です。

     

    正しいコンドームのつけ方・使い方

    1.コンドームを取り出す
    爪で傷つけないように気を付けてください

    2.コンドームの裏表を確認し亀頭に被せる
    充分に勃起した状態で被せましょう。また、裏表をしっかりと確認し、先端に空気が入らないように注意してください。

    3.コンドームを下まで被せる
    皮膚を痛くない程度に下まで引っ張った状態で下まで被せたら、一度皮を亀頭のほうによせ、ゴムをさらに下に下げましょう。皮とコンドームの一体感が増して外れにくくなります。

    コンドームは、摩擦などの影響を受ける場所に保管してしまうと傷つく恐れがあります。箱など固めのケースに入れておくようにしましょう。
    また、オイルなどと一緒に使うのもゴムを劣化させる原因になるので注意が必要です。
    正しい使用を心がけ、安全なセックスライフを送りましょう。

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