コラム
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2016.07.26
包茎の人がなりやすいって本当? 亀頭包皮炎の症状とその原因
ペニスは非常に敏感な部分でありながら不潔になりやすい部分の1つです。
不衛生であったり性病にかかったりしてしまうと、さまざまな症状に悩まされることがあります。中には、亀頭が倍近くに腫れあがってしまったという人や、膿が出ておしっこをするのにも苦痛を感じたという人もいます。
こういう排尿時の痛みや、膿などの症状は「亀頭包皮炎」という病気かもしれません。
ここでは、亀頭包皮炎の症状とどんな人がなりやすいかということについてご紹介します。亀頭包皮炎の基礎知識
亀頭包皮炎は亀頭や亀頭を覆う皮膚が炎症を起こした状態のことです。
原因には雑菌やカンジダ菌が考えられますが、すべてが性病という訳ではなく、免疫力の低下や不潔な状態が続いたことによって起こることがあります。
軽度のものは自然治癒しますので、子供の頃にかゆみや痛みを感じた経験がある方は、もしかしたら軽い亀頭包皮炎だったのかもしれません。亀頭包皮炎の症状には垢や膿が亀頭周辺に溜まったり、赤くただれたりして痛みやかゆみを伴います。
ひどくなると水膨れのようなものができることもありますが、症状には個人差がありますのでそれほど症状が強くなくても異常が見られたら注意が必要です。亀頭包皮炎と包茎
亀頭包皮炎の原因は雑菌やカンジダ菌であることが多いのですが、いずれも少量のものであればすぐに洗い流されてしまします。
そのため雑菌やカビ菌であるカンジダ菌が付着したからと言って、必ずしも亀頭包皮炎になるわけではありません。
リスクを高めるのは、雑菌やカビ菌が繁殖しやすい状態が保たれた場合です。
仮性包茎の場合は亀頭を直接洗い流すことができますが、真性包茎や陥頓包茎などの場合には十分に亀頭を洗えないことがあるため注意が必要です。この場合亀頭と皮膚の間が湿った状態になり、さらに雑菌を洗い流せないために繁殖が早まってしまいます。
包茎の場合はペニスを清潔に保つように意識することが重要です。包茎が悪ではない
包茎の場合には亀頭を洗うことができないというデメリットがありますが、必ずしもそれだけが原因ではありません。
包茎の場合でも亀頭包皮炎にならない人もいますし、包茎でなくてもなる人はいます。
ペニスを洗いすぎることで傷ができ、そこが細菌感染したために亀頭包皮炎になることもあるのです。大切なのは敏感で不衛生になりやすい部分だということを認識し、なるべく清潔に保つように意識することです。
包茎で亀頭包皮炎を繰り返す人もいますので、どうしても気になるようでしたら一度病院で診断を受けることをおすすめします。亀頭包皮炎に限らず、ペニスは清潔にしていなければさまざまな感染症や病気になってしまう恐れがあります。
日ごろから丁寧なケアをして清潔に保つようにしましょう。
包茎が引き起こしやすい病気は亀頭包皮炎だけではありません。ケアの方法などに不安があるかたは医師に相談しましょう。 -
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