マカは栄養価が高く、精力増強サプリメントなどに含まれていることが多いですね。最近では女性の不妊治療でも注目されています。
このようにマカに含まれる栄養素は非常に多いため、さまざまな効果が期待できます。
そんなマカで勃起力を回復することはできるのでしょうか。
ここでは、マカの効果と勃起力との関係をご紹介します。

マカで得られる効果

マカはアブラナ科の植物で、主に南米のペルーに生息しています。
天然のサプリメントと言われるほど、さまざまな栄養素を含んでいるのが特徴です。
マカに含まれている主な栄養素を紹介します。
・亜鉛
亜鉛は精子の材料となる栄養素であり、また精子を作る能力を向上させる働きがあります。
さらに、精子の頭部に入るDNAの合成にも関係していると言われています。
生殖能力において重要な栄養素と言えるでしょう。
一般的に「亜鉛を摂取すると精子が増える」と言われますが、正確には「精子の生産スピードを上げて、生産量を健康な状態に戻した」という方が正確です。

・アルギニン
アルギニンは精子と精液の増量が期待できるアミノ酸です。精液の8割はアルギニンから作られているため、精子の増加に直接的に働きかけます。
また、アルギニンはテストステロンという男性ホルモンを活性化させる働きを持っているとも言われています。

・アスパラギン酸
アスパラギン酸は新陳代謝を促し、疲労回復効果が期待できるアミノ酸の1種です。
エナジードリンクなどにも配合されていることが多いため、この名前をコンビニなどで見かけることも多いでしょう。
アスパラギン酸は興奮系の中枢神経にも作用し、勃起をするための指令を出す効果もあると言われています。

勃起力に必要なものを摂取するだけでいいの？

マカを摂取することで、「精子が活発に生成されること」「新陳代謝が促されること」また「脳から勃起の指令が出されること」が期待できると言えます。

ただし、勃起力を向上させるためには「体内の血流の改善」と「男性ホルモンの分泌向上」がポイントであることを忘れてはいけません。勃起は海綿体が血液で満たされることで起こります。このため、陰茎周辺の血管と血流が健康でなければいけません。さらに言えば、摂取した栄養素は血液に乗って届けられるため、もともと血液量が少なかったり、血行が悪くなったりしている人は、マカの効果を最大限に得ることはできないでしょう。
つまり、厳密に言えばマカは間接的に勃起力を向上させるものだということが言えます。
もともと貧血症であったり、ホルモン分泌が促されない病気などを持っていたりする場合は、マカだけに頼るのは要注意です。

マカは健康だけど体力が減退したと感じた人、またストレスや疲労から性欲が減衰したという人に有効な食品だと言えます。
「夏バテで性欲が下がった」「歳を取って勃起力が下がった」と感じる方は、マカを取り入れてみましょう。
もちろん、健康的な食生活や質の良い睡眠をとって身体を健康体に保つことも大切ですよ。