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2018.09.10
手術が必要なことも! 知っておきたい包茎の種類
幼少期の男性はみんな包茎ですが、第二次性徴によってペニスが成長すると先端の皮膚が後退し、亀頭が露出した状態になります。しかし日本人男性には包茎が多く、ひそかに悩んでいる人も多いものです。
一口に包茎と言っても、実は3つのタイプに分かれており、生活する上で特に問題のないタイプもあれば、日常生活に支障をきたすタイプのものまであります。今回は包茎の種類と、手術を受けたほうがいい包茎についてご紹介しましょう。
包茎の種類1 手でむくことができる仮性包茎
包茎とは、先端の皮が長く亀頭が皮を被った状態のことを言います。仮性包茎は、勃起していてもしていなくても、手を使えば皮をむくことができる包茎で、日本人に最も多いタイプです。勃起時に自然に皮がむけるものから、勃起しても皮を被ったままの状態まであります。
セックス時に痛みを感じることもなく、亀頭を露出させて洗うこともできるので衛生状態を保つことができ、生活にはなんの支障も生じません。
そのため、包茎手術を受けようとすると保険適用外になります。包茎の種類2 出口が狭いカントン包茎
出口である包皮輪が狭く、亀頭を露出させると包皮輪に締め付けられ、元に戻らなくなるタイプの包茎です。
勃起していないときは皮に包まれており、手で引っ張れば亀頭を露出させることは可能です。しかし、包皮輪が狭いため勃起時に亀頭を露出させてしまうと、ペニスを締め付けて元に戻らなくなることがあります。亀頭を締め付けるので痛みを感じるため、セックスに支障が出る上に、亀頭の露出が難しいので衛生面でも問題が生じます。原因が包皮輪の狭窄なので、保険適用で手術を受けることが可能です。包茎の種類3 亀頭を露出できない真性包茎
真性包茎は皮の出口である包皮輪が狭く、勃起した状態でも亀頭を露出することができないタイプの包茎です。出口が狭いので、手でひっぱっても亀頭を露出させることができません。
真性包茎は皮に包まれて亀頭の成長が阻害されるため、亀頭が十分に成長できない、皮と亀頭が癒着する、清潔に保つことがでないため感染症になりやすい、といった影響があります。またセックスの際に痛みを感じることもあり、男性機能の面に与える影響も大きいタイプの包茎です。
真性包茎は日常生活へ支障をきたすため、治療の対象となっており、手術は保険が適用されます。包茎の種類についてご紹介しました。包茎は珍しいものではなく、包茎の中でも最も多い仮性包茎に関しては何の支障もなく日常生活を送れますが、カントン包茎や真性包茎のように健康面や日常生活に悪影響が出るタイプの包茎は治療に保険が適用されます。
特に真性包茎の人はペニスの成長や健康にも影響が出るので、早めにクリニックで相談しましょう。 -
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